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キリスト教,聖書の記事

ルカの福音書4 (10ー19章) エルサレムに上る

エルサレムに上る
 
ルカ10:17-19:10
 
エルサレム入城》ジョット・ディ・ボンドーネ|MUSEY[ミュージー]

 

 

 

 
 
72人の派遣
 
 
(ルカ10:20)
 
「ただあなたがたの名が
 
天に書きしるされていることを
 
喜びなさい。」
 
 
 
 
イエスは弟子たちに,
 
「名が天に書きしるされていること」
 
を喜びなさいといいます。
 
 
救われていることを,
 
喜びなさいといっています。
 
 
 
☆彡
 
 
 
(ルカ10:17-20)
 
「七十人が喜んで帰って来て,
 
こう言った。
 
『主よ。あなたの御名を使うと,
 
悪霊どもでさえ,
 
私たちに服従します。』
 
イエスは言われた。
 
『わたしが見ていると,
 
サタンが,
 
いなずまのように天から落ちました。
 
確かに,わたしは,
 
あなたがたに,蛇やさそりを踏みつけ,
 
敵のあらゆる力に打ち勝つ
 
権威を授けたのです。
 
だから,あなたがたに害を加えるものは
 
何一つありません。
 
だがしかし,
 
悪霊どもがあなたがたに
 
服従するからといって,
 
喜んではなりません。
 
ただあなたがたの名が
 
天に書きしるされていることを
 
喜びなさい。』」
 
 
 
 
 
 
 
イエスはこのとき,
 
聖霊によって喜びます。
 
 
(ルカ10:21)
 
 
「そのとき,
 
イエスは聖霊によって
 
喜びあふれて言われた,
 
『天地の主なる父よ。
 
あなたをほめたたえます。
 
これらの事を知恵のある者や
 
賢い者に隠して,
 
幼な子にあらわしてくださいました。
 
父よ,これはまことに,
 
みこころにかなった事でした。』」
 
 
 
イエス・キリストのわざは,
 
聖霊によるものでした。
 
 
 
(ヨハネ14:10)
 
「わたしが父におり,
 
父がわたしにおられることを
 
あなたは信じないのか。
 
わたしがあなたがたに話している言葉は,
 
自分から話しているのではない。
 
父がわたしのうちにおられて,
 
みわざをなさっているのである。」
 
 
 
 
 
 
マルタとマリヤ
 
 
(ルカ10:41-42)
 
 
「主は答えて言われた。
 
『マルタ,マルタ。
 
あなたは,いろいろなことを心配して,
 
気を使っています。
 
しかし,
 
どうしても必要なことはわずかです。
 
いや,一つだけです。
 
マリヤはその良いほうを選んだのです。
 
彼女からそれを
 
取り上げてはいけません。』」
 
 
 
「どうしても必要なこと」とは,
 
イエスの言葉に耳を傾けることです。
 
 
そのことは,
 
愛の源であるイエスを愛することです。
 
 
マリヤは最高のもてなしの奉仕をします。
 
 
この記事は,
 
「良きサマリヤ人」の後に
 
書かれています。
 
 
 
☆彡
 
 
 
マルタとマリヤ
 
 
(ルカ10:38-42)
 
 
「彼らが旅を続けているうち,
 
イエスがある村に入られると,
 
マルタという女が喜んで家にお迎えした。
 
彼女にマリヤという妹がいたが,
 
主の足もとにすわって,
 
みことばに聞き入っていた。
 
ところが,マルタは,
 
いろいろともてなしのために
 
気が落ち着かず,
 
みもとに来て言った。
 
『主よ。
 
妹が私だけに
 
おもてなしをさせているのを,
 
何ともお思いにならないのでしょうか。
 
私の手伝いをするように,
 
妹におっしゃってください。』
 
主は答えて言われた。
 
『マルタ,マルタ。
 
あなたは,いろいろなことを心配して,
 
気を使っています。
 
しかし,
 
どうしても必要なことはわずかです。
 
いや,一つだけです。
 
マリヤはその良いほうを選んだのです。
 
彼女からそれを
 
取り上げてはいけません。』」
 
 
 
 
 
 
ルカによる主の祈り
 
 
(ルカ11:2-4)
 
 
そこでイエスは,彼らに言われた。
 
「祈るときには,こう言いなさい。
 
『父よ。
 
御名があがめられますように。
 
御国が来ますように。
 
私たちの日ごとの糧を
 
毎日お与えください。
 
私たちの罪をお赦しください。
 
私たちも私たちに
 
負いめのある者をみな赦します。
 
私たちを試みに
 
会わせないでください。』」
 
 
 
ルカの福音書による「主の祈り」です。
 
 
 
 
 
 
聖霊をくださる
 
 
(ルカ11:13)
 
 
「このように,
 
あなたがたは悪い者であっても,
 
自分の子供には,
 
良い贈り物をすることを
 
知っているとすれば,
 
天の父はなおさら,
 
求めて来る者に聖霊を
 
下さらないことがあろうか」。
 
 
 
イエスは聖霊を祈り求めるように言います。
 
 
 
☆彡
 
 
 
(ルカ11:5-13)
 
 
「そして彼らに言われた,
 
「あなたがたのうちのだれかに,
 
友人があるとして,
 
その人のところへ真夜中に行き,
 
『友よ,パンを三つ貸してください。 
 
友だちが旅先から
 
わたしのところに着いたのですが,
 
何も出すものがありませんから』
 
と言った場合, 
 
彼は内から,
 
『面倒をかけないでくれ。
 
もう戸は締めてしまったし,
 
子供たちもわたしと一緒に
 
床にはいっているので,
 
いま起きて何もあげるわけにはいかない』
 
と言うであろう。 
 
しかし,よく聞きなさい,
 
友人だからというのでは
 
起きて与えないが,
 
しきりに願うので,
 
起き上がって必要なものを
 
出してくれるであろう。 
 
そこでわたしはあなたがたに言う。
 
求めよ,そうすれば,
 
与えられるであろう。
 
捜せ,そうすれば見いだすであろう。
 
門をたたけ,そうすれば,
 
あけてもらえるであろう。 
 
すべて求める者は得,捜す者は見いだし,
 
門をたたく者はあけてもらえるからである。 
 
あなたがたのうちで,父であるものは,
 
その子が魚を求めるのに,
 
魚の代りにへびを与えるだろうか。 
 
卵を求めるのに,
 
さそりを与えるだろうか。 
 
このように,
 
あなたがたは悪い者であっても,
 
自分の子供には,
 
良い贈り物をすることを知っているとすれば,
 
天の父はなおさら,
 
求めて来る者に
 
聖霊を下さらないことがあろうか。」
 
 
 
 
 
 
悪霊を追い出す
 
 
(ルカ11:20)
 
 
「わたしが神の指(聖霊)によって
 
悪霊を追い出しているのなら,
 
神の国はすでに
 
あなたがたのところにきたのである。」 
 
 
 
イエスのわざは,聖霊によります。
 
 
 
 
 
 
一羽の雀
 
 
(ルカ12:7)
 
 
「それどころか,
 
あなたがたの頭の毛さえも,
 
みな数えられています。
 
恐れることはありません。
 
あなたがたは,
 
たくさんの雀よりもすぐれた者です。」
 
 
 
雀2羽が1アサリオン,
 
4羽だと2アサリオンですが
 
1羽がおまけになり,
 
5羽で2アサリオンになります。
 
 
 
神はおまけの一羽の雀さえも
 
覚えてくださっています。
 
 
 
神はわたしたちを
 
雀以上に覚えてくださっています。
 
 
 
ですから,
 
「人間たちを恐れてはいけません」
 
と言われます。
 
 
 
 
☆彡
 
 
 
(ルカ12:4-7)
 
 
「そこで,
 
わたしの友であるあなたがたに言います。
 
からだを殺しても,
 
あとはそれ以上何もできない人間たちを
 
恐れてはいけません。
 
恐れなければならない方を,
 
あなたがたに教えてあげましょう。
 
殺したあとで,
 
ゲヘナに投げ込む権威を
 
持っておられる方を恐れなさい。
 
そうです。
 
あなたがたに言います。
 
この方を恐れなさい。
 
五羽の雀は二アサリオンで
 
売っているでしょう。
 
そんな雀の一羽でも,
 
神の御前には忘れられてはいません。
 
それどころか,
 
あなたがたの頭の毛さえも,
 
みな数えられています。
 
恐れることはありません。
 
あなたがたは,
 
たくさんの雀よりもすぐれた者です。」
 
 
 
 
 
 
イエス,安息日に婦人をいやします。
 
 
(ルカ13:15,16)
 
 
「主は彼に答えて言われた。
 
『偽善者たち。
 
あなたがたは,
 
安息日に,牛やろばを小屋からほどき,
 
水を飲ませに
 
連れて行くではありませんか。
 
この女はアブラハムの娘なのです。
 
それを十八年もの間サタンが
 
縛っていたのです。
 
安息日だからといって
 
この束縛を解いてやっては
 
いけないのですか。』」
 
 
 
 
律法学者たちは,
 
安息日は休むものでした。
 
 
イエスは,
 
安息日にも人々をいやしました。
 
 
 
 
 
 
聖霊をけがす者は,ゆるされない 
 
 
(ルカ12:10-12)
 
 
「また,人の子に言い逆らう者は
 
ゆるされるであろうが,
 
聖霊をけがす者は,
 
ゆるされることはない。 
 
あなたがたが会堂や役人や高官の前へ
 
ひっぱられて行った場合には,
 
何をどう弁明しようか,
 
何を言おうかと心配しないがよい。 
 
言うべきことは,
 
聖霊がその時に
 
教えてくださるからである」。
 
 
 
イエスは,聖霊をけがす者は,
 
赦されないといいます。
 
 
また,イエスは,
 
弟子たちが当局に連行されたときは
 
聖霊が助けてくださるといいます。
 
 
 
 
 
 
「からし種」と「パン種」のたとえ
 
 
 
(ルカ13:18-21)
 
 
「イエスは言われた。
 
『神の国は何に似ているか。
 
何にたとえようか。
 
それは,からし種に似ている。
 
人がこれを取って庭に蒔くと,
 
成長して木になり,
 
その枝には空の鳥が巣を作る。』
 
また言われた。
 
『神の国を何にたとえようか。
 
パン種に似ている。
 
女がこれを取って
 
三サトンの粉に混ぜると,
 
やがて全体が膨れる。』」
 
 
 
イエスの神の国のたとえです。
 
 
 
「神の国」は,
 
イエスの宣教においてすでに来ています。
 
 
 
それは「からし種」のように小さく,
 
「パン種」のように目立たない形ですが,
 
やがて「生長して」大きくなります。
 
 
 
 
 
 
 
客と招待する者への教訓
 
 
(ルカ14:13,14)
 
 
「宴会を催すときには,
 
むしろ,貧しい人,体の不自由な人,
 
足の不自由な人,
 
目の見えない人を招きなさい。
 
そうすれば,
 
その人たちはお返しができないから,
 
あなたは幸いだ。
 
正しい者たちが復活するとき,
 
あなたは報われる。」
 
 
 
イエス・キリストのたとえによる話です。
 
 
貧しい人を招くのは
 
隣人愛によります。
 
 
「お返しができない」ので,
 
イエスがもう一度来られる時,
 
報われます。
 
 
 
 
 
 
見つかった喜び
 
 
(ルカ15:7)
 
 
「あなたがたに言いますが,
 
それと同じように,
 
ひとりの罪人が悔い改めるなら,
 
悔い改める必要のない
 
九十九人の正しい人に
 
まさる喜びが天にあるのです。」
 
 
 
罪人が悔い改めることの,
 
神の喜びを,
 
イエスはたとえで話されました。
 
 
 
☆彡
 
 
 
(ルカ15:1-10)
 
 
取税人,罪人たちがみな,
 
イエスの話を聞こうとして,
 
みもとに近寄って来た。
 
すると,パリサイ人,律法学者たちは,
 
つぶやいてこう言った。
 
「この人は,罪人たちを受け入れて,
 
食事までいっしょにする。」
 
そこでイエスは,
 
彼らにこのようなたとえを話された。
 
「あなたがたのうちに
 
羊を百匹持っている人がいて,
 
そのうちの一匹をなくしたら,
 
その人は九十九匹を野原に残して,
 
いなくなった一匹を見つけるまで
 
捜し歩かないでしょうか。
 
見つけたら,大喜びでその羊をかついで,
 
帰って来て,
 
友だちや近所の人たちを呼び集め,
 
『いなくなった羊を見つけましたから,
 
いっしょに喜んでください』
 
と言うでしょう。
 
あなたがたに言いますが,
 
それと同じように,
 
ひとりの罪人が悔い改めるなら,
 
悔い改める必要のない
 
九十九人の正しい人に
 
まさる喜びが天にあるのです。
 
 
 
 
 
 
神に仕える
 
 
(ルカ16:13)
 
 
「どんな召し使いも
 
二人の主人に仕えることはできない。
 
一方を憎んで他方を愛するか,
 
一方に親しんで他方を軽んじるか,
 
どちらかである。
 
あなたがたは,
 
神と富とに仕えることはできない。」
 
 
 
 
○ 
 
 
 
10人をいやす
 
 
(ルカ17:11-19)
 
 
「そのころイエスは
 
エルサレムに上られる途中,
 
サマリヤとガリラヤの境を通られた。
 
ある村に入ると,
 
十人のツァラアトに冒された人が
 
イエスに出会った。
 
彼らは遠く離れた所に立って,
 
声を張り上げて,
 
『イエスさま,先生。
 
どうぞあわれんでください』
 
と言った。
 
イエスはこれを見て言われた。
 
『行きなさい。
 
そして自分を祭司に見せなさい。』
 
彼らは行く途中できよめられた。
 
そのうちのひとりは,
 
自分のいやされたことがわかると,
 
大声で神をほめたたえながら
 
引き返して来て,
 
イエスの足もとにひれ伏して感謝した。
 
彼はサマリヤ人であった。
 
そこでイエスは言われた。
 
『十人きよめられたのではないか。
 
九人はどこにいるのか。
 
神をあがめるために戻って来た者は,
 
この外国人のほかには,
 
だれもいないのか。』
 
それからその人に言われた。
 
『立ち上がって,行きなさい。
 
あなたの信仰が,
 
あなたを直したのです。』」
 
 
 
イエスは十人のツァラアト(皮膚病)の
 
人を癒します。
 
 
 
そのうちの一人が,
 
帰ってきてイエスに感謝します。
 
 
 
そして,その人に次のように言います。
 
 
(ルカ17:19)
 
「立ち上がって,行きなさい。
 
あなたの信仰が,
 
あなたを直したのです。」
 
 
 
 
 
 
神の国が来る
 
 
(ルカ17:20-21)
 
 
「ファリサイ派の人々が,
 
神の国はいつ来るのかと尋ねたので,
 
イエスは答えて言われた。
 
『神の国は,見える形では来ない。
 
『ここにある』『あそこにある』
 
と言えるものでもない。
 
実に,神の国はあなたがたの
 
間にあるのだ。』」
 
 
 
「神の国はあなたがたの間にあるのだ。」
 
は,
 
「神の国は,あなたがたのただ中にある」
 
とも訳せます。
 
 
 
「神の国はあなたがたが
 
手を伸そうとすれば所有可能なのだ」
 
ともいえます。
 
 
神の国はイエスによって到来しています。
 
 
 
 
 
 
ザーカイの回心
 
 
(ルカ19:9,10)
 
 
「イエスは,彼に言われた。
 
『きょう,救いがこの家に来ました。
 
この人もアブラハムの子なのですから。
 
人の子は,
 
失われた人を
 
捜して救うために来たのです。』」
 
 
 
イエス・キリストは,
 
エリコのザーカイに眼をとめます。
 
 
 
ザーカイは,
 
憎まれていた取税人でした。
 
 
 
イエス・キリストは,ザーカイに
 
悔い改めさせ,救いにあずからせます。
 
 
 
「アブラハムの子」とは,
 
罪を悔改め神に信仰を持つことによって
 
救いにあずかる者です。
 
 
 
(ルカ19:10)
 
「人の子は,
 
失われた人を捜して救うために
 
来たのです。」
 
 
 
ルカの福音書の主題となる言葉です
 
 
 
☆彡
 
 
 
徴税人ザアカイ
 
 
(ルカ19:1-10)
 
 
「それからイエスは,
 
エリコに入って,町をお通りになった。
 
ここには,ザアカイという人がいたが,
 
彼は取税人のかしらで,金持ちであった。
 
彼は,イエスがどんな方か
 
見ようとしたが,
 
背が低かったので,
 
群衆のために見ることができなかった。
 
それで,イエスを見るために,
 
前方に走り出て,
 
いちじく桑の木に登った。
 
ちょうどイエスがそこを
 
通り過ぎようとしておられたからである。
 
イエスは,ちょうどそこに来られて,
 
上を見上げて彼に言われた。
 
『ザアカイ。
 
急いで降りて来なさい。
 
きょうは,
 
あなたの家に
 
泊まることにしてあるから。』
 
ザアカイは,急いで降りて来て,
 
そして大喜びでイエスを迎えた。
 
これを見て,みなは,
 
『あの方は
 
罪人のところに行って客となられた』
 
と言ってつぶやいた。
 
ところがザアカイは立って,主に言った。
 
『主よ。ご覧ください。
 
私の財産の半分を
 
貧しい人たちに施します。
 
また,だれからでも,
 
私がだまし取った物は,
 
四倍にして返します。』
 
イエスは,彼に言われた。
 
『きょう,救いがこの家に来ました。
 
この人もアブラハムの子なのですから。
 
人の子は,失われた人を
 
捜して救うために来たのです。』」
 
 
 
 
2019-11-11