朝の光,夕べの雲

キリスト教,聖書の記事

旧約聖書8つの言葉 (Y.K兄)

 

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2021.10.12
 
 

 

(口語訳)
 
 
 
 
寄留の他国人
 
1.
 
(出エジプト22:21)
 
「あなたは寄留の他国人を
苦しめてはならない。
また,これをしえたげてはならない。
あなたがたも,かつてエジプトの国で,
寄留の他国人であったからである。」
 
 
一時的在留異国人とユダヤ人
 
神は在留異国人を苦しめるなと言います。
 
神は弱い者を助けてくださいます。
 
 
 
2.
 
隣人の質
 
(出エジプト22:26,27)
 
「もし隣人の上着を質に取るならば,
日の入るまでに
それを返さなければならない。
これは彼の身をおおう,
ただ一つの物,
彼の膚のための着物だからである。
彼は何を着て寝ることができよう。
彼がわたしにむかって叫ぶならば,
わたしはこれに聞くであろう。
わたしはあわれみ深いからである。」
 
 
神のあわれみの深さは,
 
イエス・キリストによってあらわされます。
 
 
☆彡
 
 
弱者に対し,
 
親切でなければならないことを,
 
規定しています。
 
 
 
弱者に対する親切
 
(出エジプト22:21-27) 
 
「あなたは寄留の他国人を
苦しめてはならない。
また,これをしえたげてはならない。
あなたがたも,かつてエジプトの国で,
寄留の他国人であったからである。
あなたがたはすべて寡婦,
または孤児を悩ましてはならない。
もしあなたが彼らを悩まして,
彼らがわたしにむかって叫ぶならば,
わたしは必ずその叫びを聞くであろう。
そしてわたしの怒りは燃えたち,
つるぎをもってあなたがたを殺すであろう。
あなたがたの妻は寡婦となり,
あなたがたの子供たちは
孤児となるであろう。
あなたが,
共におるわたしの民の貧しい者に
金を貸す時は,
これに対して
金貸しのようになってはならない。
これから利子を取ってはならない。
もし隣人の上着を質に取るならば,
日の入るまでに
それを返さなければならない。
これは彼の身をおおう,
ただ一つの物,
彼の膚のための着物だからである。
彼は何を着て寝ることができよう。
彼がわたしにむかって叫ぶならば,
わたしはこれに聞くであろう。
わたしはあわれみ深いからである。」
 
 
 
3.
 
 
幕屋での主の栄光
 
(出エジプト40:34,35)
 
「そのとき,雲は会見の天幕をおおい,
主の栄光が幕屋に満ちた。
モーセは会見の幕屋に,
はいることができなかった。
雲がその上にとどまり,
主の栄光が幕屋に満ちていたからである。」
 
 
 
主の栄光が幕屋に満ちています。
 
 
「私はイスラエル人の間に住み,
 
彼らの神となろう」(出29:45)
 
と言われた約束が成就しました。
 
 
主なる神は幕屋の家に住み,
 
民と共に進まれます。
 
 
多くの日数を費やした幕屋建設の記事は,
 
第一に神がそこに住まわれるという
 
真理を強調するためでした。
 
 
そしてこの完全な意義は
 
御子イエス・キリストの受肉において
 
完成します。
 
 
(マタイ16:27)
「人の子は父の栄光を帯びて,
御使いたちとともに,
やがて来ようとしているのです。
その時には,
おのおのその行いに応じて報いをします。」
 
 
(2コリント3:18)
「私たちはみな,
顔のおおいを取りのけられて,
鏡のように主の栄光を反映させながら,
栄光から栄光へと,
主と同じかたちに姿を変えられて行きます。
これはまさに,
御霊なる主の働きによるのです。」
 
 
4.
 
非常に賢いもの
 
(箴言30:24-28)
「この地上に,小さいけれども,
非常に賢いものが四つある。
ありは力のない種類だが,
その食糧を夏のうちに備える。
岩だぬきは強くない種類だが,
その家を岩につくる。
いなごは王がないけれども,
みな隊を組んでいで立つ。
やもりは手でつかまえられるが,
王の宮殿におる。」
 
 
小さいものでも
 
知恵のあるものを四つあげています。
 
ありは未来のために準備を怠りません。
 
岩だぬきは身を守ることを知っています。
 
いなごは集団組織を重んじています。
 
やもりは
 
大胆で王宮にもかまわず入っていきます。
 
 
5.
 
堂々と歩くもの
 
(箴言30:29-31)
 
「歩きぶりの堂々たる者が三つある,
いや,四つあって,みな堂々と歩く。
すなわち獣のうちでもっとも強く,
何ものの前にも退かない,
しし,尾を立てて歩くおんどり,雄やぎ,
その民の前をいばって歩く
王がそれである。」
 
 
堂々としているもの
 
賢く,勤勉で,堂々とすることを勧めています。
 
究極的には,神の子であるイエスの姿です。
 
 
ただ,
 
王がいばってあるくことは
 
批判しています。
 
 
(マタイ8:20)
「イエスはその人に言われた,
『きつねには穴があり,
空の鳥には巣がある。
しかし,
人の子にはまくらする所がない』」。
 
 
 
6.
 
知恵は悩み
 
(伝道1:18)
 
「それは知恵が多ければ悩みが多く,
知識を増す者は憂いを増すからである。」
 
 
わたしたちは自分自身で
 
人生の目的を見つけることはできません。
 
また世界の中にある間違ったものを
 
自分の努力だけで直すこともできません。
 
その解決のための知恵は
 
上からの知恵であり
 
隠された奥義としての神の知恵です。
 
それは神が私たちの栄光のために
 
世界の始まる前から
 
あらかじめ定められたものです。
 
 
(1コリント2:7,8)
「それだのに神は,
知者をはずかしめるために,
この世の愚かな者を選び,
強い者をはずかしめるために,
この世の弱い者を選び,
有力な者を無力な者にするために,
この世で身分の低い者や
軽んじられている者,
すなわち,無きに等しい者を,
あえて選ばれたのである。」
 
 
7.
 
人の子らの霊は上にのぼる
 
(伝道3:19-21)
 
「人の子らに臨むところは
獣にも臨むからである。
すなわち一様に彼らに臨み,
これの死ぬように,彼も死ぬのである。
彼らはみな同様の息をもっている。
人は獣にまさるところがない。
すべてのものは空だからである。
みな一つ所に行く。
皆ちりから出て,皆ちりに帰る。
だれが知るか,
人の子らの霊は上にのぼり,
獣の霊は地にくだるかを。」
 
 
人も獣も同様に死に,ちりに帰ります。
 
 
しかし人間の霊は獣と異なり上に上り
 
(伝3:21),
 
神のもとに帰ります。
 
 
(伝12:7)
「ちりは,もとのように土に帰り,
霊はこれを授けた神に帰る。」
 
 
 
 
伝道書の結論は次の言葉です。
 
(伝道12:1a)
「あなたの若い日に,
あなたの造り主を覚えよ。」
 
 
(伝道12:13,14)
「事の帰する所は,すべて言われた。
すなわち,神を恐れ,その命令を守れ。
これはすべての人の本分である。
神はすべてのわざ,
ならびにすべての隠れた事を
善悪ともにさばかれるからである。」
 
 
 
8.
 
 
イザヤの預言
 
(イザヤ2:2-5)
 
「終りの日に次のことが起る。
主の家の山は,
もろもろの山のかしらとして堅く立ち,
もろもろの峰よりも高くそびえ,
すべて国はこれに流れてき,
多くの民は来て言う,
「さあ,われわれは主の山に登り,
ヤコブの神の家へ行こう。
彼はその道をわれわれに教えられる,
われわれはその道に歩もう」と。
律法はシオンから出,
主の言葉はエルサレムから出るからである。
彼はもろもろの国のあいだにさばきを行い,
多くの民のために仲裁に立たれる。
こうして彼らはそのつるぎを打ちかえて,
すきとし,
そのやりを打ちかえて,かまとし,
国は国にむかって,
つるぎをあげず,
彼らはもはや戦いのことを学ばない。
ヤコブの家よ,
さあ,われわれは主の光に歩もう。」
 
 
イザヤは,
 
救い主が来られることを預言します。
 
 
イエスの誕生から,
 
十字架,復活,聖霊の降臨,
 
再臨とすべてを予告します。
 
 
ここでは,
 
イエス・キリストの誕生と再臨の預言です。
 
 
2021-11-08