(マタイ12:15-21)
「イエスはそれを知って,
そこを立ち去られた。
すると多くの人がついて来たので,
彼らをみないやし,
そして,
ご自分のことを
人々に知らせないようにと,
彼らを戒められた。
これは,
預言者イザヤを通して言われた事が
成就するためであった。
『これぞ,
わたしの選んだわたしのしもべ,
わたしの心の喜ぶわたしの愛する者。
わたしは彼の上にわたしの霊を置き,
彼は異邦人に公義を宣べる。
争うこともなく,
叫ぶこともせず,
大路でその声を聞く者もない。
彼はいたんだ葦を折ることもなく,
くすぶる燈心を消すこともない,
公義を勝利に導くまでは。
異邦人は彼の名に望みをかける。』」
マタイ福音書は,
ここでイエス・キリストの
働きを説明します。
○
イエスが救い主であることを
イザヤ書を引用して,示します。
(イザヤ42:1-4)
「わたしの支持するわがしもべ,
わたしの喜ぶわが選び人を見よ。
わたしはわが霊を彼に与えた。
彼はもろもろの国びとに道をしめす。
彼は叫ぶことなく,声をあげることなく,
その声をちまたに聞えさせず,
また傷ついた葦を折ることなく,
ほのぐらい灯心を消すことなく,
真実をもって道をしめす。
彼は衰えず,落胆せず,
ついに道を地に確立する。
海沿いの国々はその教を待ち望む。」
「わたしは彼の上にわたしの霊を置き,」
(マタイ12:18)
イエスの働きは,
父なる神と聖霊によるものです。