朝の光,夕べの雲

キリスト教,聖書の記事

福音書による イエス

受胎告知》レオナルド・ダ・ヴィンチ|MUSEY[ミュージー]

受胎告知 レオナルド・ダ・ビンチ

 

 

イエス・キリストの教えと生涯は,
 
新約聖書の4つの福音書に
 
書かれています。
 
 
その福音書を中心に、
 
新約聖書から、言葉を選び、ならべ,

短い解説を載せました。

 

 

 

生まれる

 

「今日ダビデの町で,

あなたがたのために

救い主がお生まれになった。

この方こそ主メシアである。」

(ルカ2:11)

 

 

神が人となりました。

 

 

 

 

洗礼

 

 

「イエスは洗礼を受けると,

すぐ水の中から上がられた。

そのとき,天がイエスに向かって開いた。

イエスは,神の霊が鳩のように

御自分の上に

降って来るのを御覧になった。

そのとき,

『これはわたしの愛する子,

わたしの心に適う者』」

と言う声が,天から聞こえた。」

(マタイ3:16,17

 

 

イエスは罪を犯しませんでしたが,

罪人と同じ歩みをします。

 

 

 

荒野

 

苦難,誘惑を味わい,

わたしたち共にするためでした。

 

「更に,悪魔は

イエスを非常に高い山に連れて行き,

世のすべての国々と

その繁栄ぶりを見せて,

「もし,ひれ伏してわたしを拝むなら,

これをみんな与えよう」と言った。

すると,イエスは言われた。

「退け,サタン。

『あなたの神である主を拝み,

ただ主に仕えよ』

と書いてある。」

そこで,悪魔は離れ去った。

すると,天使たちが

来てイエスに仕えた。」

(マタイ4:8-11)

 

 

 

 

イエスの預言の成就

 

 

イエスは来られた目的を

 

はじめに話されます。

 

 

(ルカ4:16-19)

イエスはお育ちになったナザレに来て,

いつものとおり安息日に会堂に入り,

聖書を朗読しようとしてお立ちになった。

預言者イザヤの巻物が渡され,

お開きになると,

次のように書いてある個所が

目に留まった。

「主の霊がわたしの上におられる。

貧しい人に福音を告げ知らせるために,

主がわたしに油を注がれたからである。

主がわたしを遣わされたのは,

捕らわれている人に解放を,

目の見えない人に視力の回復を告げ,

圧迫されている人を自由にし,

主の恵みの年を告げるためである。」

 

 

 

 

ペテロの召し

 

「イエスは,

『わたしについて来なさい。

人間をとる漁師にしよう』と言われた。」

(ルカ4:19)

 

 ペテロは

イエス・キリストに声をかけられ,

イエス・キリストに従います。

 

 ○

 

いやし

 

イエスは罪を赦し,病をいやしました。

 

「『人の子が地上で罪を赦す権威を

持っていることを知らせよう。』

そして,中風の人に,

『起き上がって床を担ぎ,

家に帰りなさい』と言われた。

その人は起き上がり,

家に帰って行った。」

(マタイ9:6,7)

 

 

 

 

山上の教え

 

イエス・キリストは,

山上で説教をします。

 

(マタイ5:1,2)

「イエスはこの群衆を見て,

山に登られた。

腰を下ろされると,

弟子たちが近くに寄って来た。

そこで,イエスは口を開き,

教えられた。」

 

 

(マタイ6:26)

「空の鳥をよく見なさい。

種も蒔かず,刈り入れもせず,

倉に納めもしない。

だが,あなたがたの天の父は

鳥を養ってくださる。

あなたがたは,

鳥よりも価値あるものではないか。」

 

 イエス・キリストは,

弟子たちに新しい生き方を教えます。

 

 

 

 

イエス,死と復活を予告する。

 

「このときから,イエスは,

御自分が必ずエルサレムに行って,

長老,祭司長,律法学者たちから

多くの苦しみを受けて殺され,

三日目に復活することになっている,

と弟子たちに打ち明け始められた。」

(マタイ16:21)

 

 

「それから,弟子たちに言われた。

『わたしについて来たい者は,

自分を捨て,

自分の十字架を背負って,

わたしに従いなさい。』」

(マタイ16:24,25)

 

 

イエスは弟子たちにあらかじめ,

ご自身が十字架に架かり,

復活することを話しました。

 

それは,

わたしたちの罪の身代わりとして,

十字架に架かるというものです。

 

わたしたちは,

イエスに倣うようにと言われました。

 

 

 

 

天国のたとえ

 

(マタイ13:45,46)

「また,

天の国は次のようにたとえられる。

商人が良い真珠を探している。

高価な真珠を一つ見つけると,

出かけて行って

持ち物をすっかり売り払い,

それを買う。」

 

 「良い真珠」とは,

イエス・キリストのことです。

 

イエス・キリストを信じるなら

天国に入れます。

 

聖書では,言葉,知恵,真理は

イエス・キリストのことです。

 

イエスは,神の国をたとえで教えました。

 

 

 

イエスは命のパン

 

「イエスは言われた。

『わたしが命のパンである。

わたしのもとに来る者は

決して飢えることがなく,

わたしを信じる者は

決して渇くことがない。』」

(ヨハネ6:35)

 

5千人のパンの奇跡の後で,

イエス・キリストが言いました。

 

イエス・キリストが与えたのは,

命のパンでした。

 

 

主の晩餐 (聖餐式)

 

イエス・キリストが

十字架につけられる前に

聖餐式を通して,

その意味を教えてくださいました。

 

裂かれたパンは肉体であり,

ぶどう酒は流された血です。

 

(マルコ14:22-26)

「一同が食事をしているとき,

イエスはパンを取り,

賛美の祈りを唱えて,

それを裂き,弟子たちに与えて言われた。

『取りなさい。

これはわたしの体である。』

また,杯を取り,感謝の祈りを唱えて,

彼らにお渡しになった。

彼らは皆その杯から飲んだ。

そして,イエスは言われた。

『これは,

多くの人のために流されるわたしの血,

契約の血である。

はっきり言っておく。

神の国で新たに飲むその日まで,

ぶどうの実から作ったものを

飲むことはもう決してあるまい。』

一同は賛美の歌をうたってから,

オリーブ山へ出かけた。」

 

 ○

 

 人の子は来る(再臨の教え)

  

(マタイ24:29-31)

「その苦難の日々の後,

たちまち,太陽は暗くなり,

月は光を放たず,

星は空から落ち,

天体は揺り動かされる。

そのとき,人の子の徴が天に現れる。

そして,そのとき,

地上のすべての民族は悲しみ,

人の子が大いなる力と栄光を帯びて

天の雲に乗って来るのを見る。

人の子は,

大きなラッパの音を合図に

その天使たちを遣わす。

天使たちは,天の果てから果てまで,

彼によって選ばれた人たちを

四方から呼び集める。」

 

 

 

十字架

 

「『イエスよ,

あなたの御国においでになるときには,

わたしを思い出してください』と言った。

するとイエスは,

『はっきり言っておくが,

あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる』

と言われた。」

(ルカ10:42,43)

 

イエスは,

わたしたちの罪の身代わりのために,

十字架につけられました。

 

悔い改めて

イエスを信じる者は救われます。

 

 

復活 (イエスとトマス)

 

イエスはトマスに言われた。

『わたしを見たから信じたのか。

見ないのに信じる人は,

幸いである。』」

(ヨハネ20:29)

 

復活したイエス・キリストは,

疑い深い弟子のトマスに現れました。

 

神は死んでいる人を,

生かすことが出来ます。

 

罪のなかったイエスは,

死に拘束されませんでした。

 

 

(ヨハネ20:24-29)

「十二人の一人で

ディディモと呼ばれるトマスは,

イエスが来られたとき,

彼らと一緒にいなかった。

そこで,ほかの弟子たちが,

『わたしたちは主を見た』と言うと,

トマスは言った。

『あの方の手に釘の跡を見,

この指を釘跡に入れてみなければ,

また,

この手をそのわき腹に

入れてみなければ,

わたしは決して信じない。』

さて八日の後,

弟子たちはまた家の中におり,

トマスも一緒にいた。

戸にはみな鍵がかけてあったのに,

イエスが来て真ん中に立ち,

『あなたがたに平和があるように』

と言われた。

それから,トマスに言われた。

『あなたの指をここに当てて,

わたしの手を見なさい。

また,あなたの手を伸ばし,

わたしのわき腹に入れなさい。

信じない者ではなく,

信じる者になりなさい。』

イエスはトマスに言われた。

『わたしを見たから信じたのか。

見ないのに信じる人は,

幸いである。』」

 

 

 

 

昇天 (天に上げられる)

 

 (ルカ24:50-53)

「イエスは,

そこから彼らを

ベタニアの辺りまで連れて行き,

手を上げて祝福された。

そして,祝福しながら彼らを離れ,

天に上げられた。

彼らはイエスを伏し拝んだ後,

大喜びでエルサレムに帰り,

絶えず神殿の境内にいて,

神をほめたたえていた。」

 

神の子であるイエスは,

人として降誕します。

 

このとき天に上げられ,

神の右の座に着きます。

 

 ○

 

聖霊降臨 (聖霊が降る)

 

 (使徒2:1-4)

「五旬祭の日が来て,

一同が一つになって集まっていると,

突然,激しい風が吹いて来るような音が

天から聞こえ,

彼らが座っていた家中に響いた。

そして,

炎のような舌が分かれ分かれに現れ,

一人一人の上にとどまった。

すると,一同は聖霊に満たされ,

“霊”が語らせるままに,

ほかの国々の言葉で話しだした。」

 

 

イエスは,

ご自身にかわる助け主を

送ると約束していました。

 

この時,聖霊が弟子たちに下りました。

 

 

再臨

 

(1テサロニケ4:15-17)

「主の言葉に基づいて

次のことを伝えます。

主が来られる日まで

生き残るわたしたちが,

眠りについた人たちより

先になることは,

決してありません。

すなわち,合図の号令がかかり,

大天使の声が聞こえて,

神のラッパが鳴り響くと,

主御自身が天から降って来られます。

すると,

キリストに結ばれて死んだ人たちが,

まず最初に復活し,

それから,

わたしたち生き残っている者が,

空中で主と出会うために,

彼らと一緒に

雲に包まれて引き上げられます。

このようにして,

わたしたちはいつまでも主と共に

いることになります。」

 

イエスがもう一度来られます。

 

その時の様子です。

 

 

 

 

天国 (新しい天と新しい地)

 

(黙示21:3,4)

 「わたしはまた,

新しい天と新しい地を見た。

最初の天と最初の地は去って行き,

もはや海もなくなった。

更にわたしは,聖なる都,

新しいエルサレムが,

夫のために着飾った花嫁のように

用意を整えて,

神のもとを離れ,

天から下って来るのを見た。

そのとき,

わたしは玉座から語りかける

大きな声を聞いた。

『見よ,神の幕屋が人の間にあって,

神が人と共に住み,人は神の民となる。

神は自ら人と共にいて,その神となり,

彼らの目の涙を

ことごとくぬぐい取ってくださる。

もはや死はなく,

もはや悲しみも嘆きも労苦もない。

最初のものは過ぎ去ったからである。』」

 

 

イエスがもう一度こられ,

イエスを信じる者は天国に入ります。

 

 

 2016-11-02

 

 

新しい天と地

 

(黙示21:1-3 口語訳)

「わたしはまた,

新しい天と新しい地とを見た。

先の天と地とは消え去り,

海もなくなってしまった。

また,聖なる都,新しいエルサレムが,

夫のために着飾った

花嫁のように用意をととのえて,

神のもとを出て,

天から下って来るのを見た。

また,

御座から大きな声が叫ぶのを聞いた,

『見よ,神の幕屋が人と共にあり,

神が人と共に住み,

人は神の民となり,

神自ら人と共にいまして,

人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。

もはや,死もなく,

悲しみも,叫びも,痛みもない。

先のものが,

すでに過ぎ去ったからである』」

 

 

イエス・キリストの

再臨によってもたらされる,

新しい天と新しい地です。

 

パウロは次のように言います。

 

(ローマ8:19-21)

「被造物は,実に,

切なる思いで神の子たちの

出現を待ち望んでいる。

なぜなら,被造物が虚無に服したのは,

自分の意志によるのではなく,

服従させたかたによるのであり,

かつ,被造物自身にも,

滅びのなわめから解放されて,

神の子たちの栄光の自由に入る望みが

残されているからである。」

 

 

このことは,

人がキリストにあって新しく生れ,

新たにされることと同じことです。

 

(2コリント5:17 口語訳)

「だれでもキリストにあるならば,

その人は新しく造られた者である。

古いものは過ぎ去った,

見よ,すべてが新しくなったのである。」

 

イエス・キリストを信じる者は,

古い自分が同じ人格でありながら

新しくされ,新しい自分になるのです。

 
 

 

 

 2018-12-09