朝の光,夕べの雲

キリスト教,聖書の記事

ノアの箱舟,地がかわく(創世記8:10-14)

 

(創世記8:10-14口語訳)

 
「それから七日待って
再びはとを箱舟から放った。
はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。
見ると,そのくちばしには,
オリブの若葉があった。
ノアは地から水がひいたのを知った。
さらに七日待ってまた,
はとを放ったところ,
もはや彼のもとには帰ってこなかった。
 六百一歳の一月一日になって,
地の上の水はかれた。
ノアが箱舟のおおいを取り除いて見ると,
土のおもては,かわいていた。
 二月二十七日になって,
地は全くかわいた。」
 
 
 
 
 
 
神はノアと契約します。
 
 
(創世記8:15-22)
この時,神はノアに言われた,
「あなたは妻と,子らと,
子らの妻たちと共に箱舟を出なさい。
あなたは,
共にいる肉なるすべての生き物,
すなわち鳥と家畜と,
地のすべての這うものとを連れて出て,
これらのものが地に群がり,
地の上にふえ広がるようにしなさい」。
ノアは共にいた子らと,
妻と,子らの妻たちとを連れて出た。
またすべての獣,すべての這うもの,
すべての鳥,すべて地の上に動くものは皆,
種類にしたがって箱舟を出た。
ノアは主に祭壇を築いて,
すべての清い獣と,
すべての清い鳥とのうちから取って,
燔祭を祭壇の上にささげた。
主はその香ばしいかおりをかいで,
心に言われた,
「わたしはもはや二度と
人のゆえに地をのろわない。
人が心に思い図ることは,
幼い時から悪いからである。
わたしは,このたびしたように,
もう二度と,
すべての生きたものを滅ぼさない。
地のある限り,
種まきの時も,刈入れの時も,
暑さ寒さも,夏冬も,
昼も夜もやむことはないであろう」。
 
 
 
 
虹の契約(しるし)
 
(創世記9:12-16口語訳)
 さらに神は言われた,
「これはわたしと,
あなたがた及びあなたがたと共にいる
すべての生き物との間に代々かぎりなく,
わたしが立てる契約のしるしである。
すなわち,わたしは雲の中に,
にじを置く。
これがわたしと地との間の
契約のしるしとなる。
わたしが雲を地の上に起すとき,
にじは雲の中に現れる。
こうして,わたしは,わたしとあなたがた,
及びすべて肉なるあらゆる生き物との間に
立てた契約を思いおこすゆえ,
水はふたたび,
すべて肉なる者を滅ぼす洪水とはならない。
にじが雲の中に現れるとき,
わたしはこれを見て,
神が地上にあるすべて肉なる
あらゆる生き物との間に立てた
永遠の契約を思いおこすであろう」。
 
 
2020-10-22