朝の光,夕べの雲

キリスト教,聖書の記事

五千人の食事   (ヨハネ6:13)

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(ヨハネ6:13)
 
「集めると,
人々が五つの大麦パンを食べて,
なお残ったパンの屑で,
十二の籠がいっぱいになった。」
 
 
この奇跡は,
 
4つの福音書のすべてに
 
書かれています。
 
 
イエスは,
 
パンを与える奇跡をおこないました。
 
 
イスラエルの民が,
 
荒野でマナを神から与えられた奇跡を
 
人々は思い浮かべたことでしょう。
 
 
(ヨハネ6:14)
「そこで,
人々はイエスのなさったしるしを見て,
『まさにこの人こそ,
世に来られる預言者である』と言った。」
 
 
人々はイエスを信じ,
 
魂の救いを得ます。
 
 
 
 
 
 
五千人に食べ物を与える
 
 
(ヨハネ6:1-14)
 
その後,イエスはガリラヤ湖,
すなわち
ティベリアス湖の向こう岸に渡られた。
大勢の群衆が後を追った。
イエスが病人たちになさった
しるしを見たからである。
イエスは山に登り,
弟子たちと一緒にそこにお座りになった。
ユダヤ人の祭りである過越祭が
近づいていた。
イエスは目を上げ,
大勢の群衆が御自分の方へ来るのを見て,
フィリポに,
「この人たちに食べさせるには,
どこでパンを買えばよいだろうか」
と言われたが,
こう言ったのは
フィリポを試みるためであって,
御自分では何をしようとしているか
知っておられたのである。
フィリポは,
「めいめいが少しずつ食べるためにも,
二百デナリオン分のパンでは
足りないでしょう」
と答えた。
弟子の一人で,
シモン・ペトロの兄弟アンデレが,
イエスに言った。
 「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを
持っている少年がいます。
けれども,こんなに大勢の人では,
何の役にも立たないでしょう。」
イエスは,
「人々を座らせなさい」と言われた。
そこには草がたくさん生えていた。
男たちはそこに座ったが,
その数はおよそ五千人であった。
さて,イエスはパンを取り,
感謝の祈りを唱えてから,
座っている人々に分け与えられた。
また,魚も同じようにして,
欲しいだけ分け与えられた。
人々が満腹したとき,イエスは弟子たちに,
「少しも無駄にならないように,
残ったパンの屑を集めなさい」と言われた。
集めると,人々が五つの大麦パンを食べて,
なお残ったパンの屑で,
十二の籠がいっぱいになった。
そこで,
人々はイエスのなさったしるしを見て,
「まさにこの人こそ,
世に来られる預言者である」と言った。
 
 
 
ピリポはできないと考えました。(6:7)
 
ピリポは,イエスを試す形式的な信仰でした。
 
アンデレには,
イエスが全能のかただという
信仰がありました。
 
(6:9)
 
 
 
 
 
ヨハネの福音書では,
 
イエスは次のように話しをされています。
 
 
「わたしが命のパンである。」
 
(ヨハネ6:35)
「イエスは言われた。
『わたしが命のパンである。
わたしのもとに来る者は
決して飢えることがなく,
わたしを信じる者は
決して渇くことがない。』」
 
 
「命のパン」とは,
 
肉体を生かすだけでなく,
 
心,霊を生かすものです。
 
 
(ヨハネ6:31-35)
「わたしたちの先祖は,
荒れ野でマンナを食べました。
『天からのパンを彼らに与えて食べさせた』
と書いてあるとおりです。」
すると,イエスは言われた。
『はっきり言っておく。
モーセが天からのパンを
あなたがたに与えたのではなく,
わたしの父が天からの
まことのパンをお与えになる。
神のパンは,天から降って来て,
世に命を与えるものである。』
そこで,彼らが,
『主よ,そのパンをいつも
わたしたちにください』と言うと,
イエスは言われた。
『わたしが命のパンである。
わたしのもとに来る者は
決して飢えることがなく,
わたしを信じる者は
決して渇くことがない。』」
 
 
 
ヨハネの福音書,第4の「しるし」です。
 
 
 
 
2019-04-23