イエス,総督ピラトの前に立つ
(ヨハネ18:37)
そこでピラトが,
「それでは,やはり王なのか」
と言うと,
イエスはお答えになった。
「わたしが王だとは,
あなたが言っていることです。
わたしは真理について
証しをするために生まれ,
そのためにこの世に来た。
真理に属する人は皆,
わたしの声を聞く。」
イエスは,
ピラトの質問に,
ご自身が王であり,
真理を明かすために
生まれたといいます。
ピラトの提案に,
民衆はイエスを
「十字架につけろ」といいます。
(ヨハネ19:6,7)
「祭司長たちや下役たちは,
イエスを見ると,
『十字架につけろ。
十字架につけろ』と叫んだ。
ピラトは言った。
『あなたたちが引き取って,
十字架につけるがよい。
わたしはこの男に
罪を見いだせない。』
ユダヤ人たちは答えた。
『わたしたちには
律法があります。
律法によれば,
この男は死罪に当たります。
神の子と自称したからです。』」
ピラトは十字架の前に
大切なイエスの証言と,
民衆の訴えを引き出します。
ピラトがこのとき,
大きな役をしました。
2022.1.2