役人の息子をいやす
「イエスは彼に言われた。
『帰って行きなさい。
あなたの息子は直っています。』」
(ヨハネ4:50)
役人は息子のいやしを求めます。
イエスは役人に言いました。
イエスの言葉には力がありました。
☆彡
(ヨハネ4:43-54)
さて,二日の後,
イエスはここを去って,ガリラヤへ行かれた。
イエスご自身が,
「預言者は自分の故郷では尊ばれない。」
と証言しておられたからである。
そういうわけで,イエスがガリラヤに行かれたとき,
ガリラヤ人はイエスを歓迎した。
彼らも祭りに行っていたので,
イエスが祭りの間にエルサレムでなさった
すべてのことを見ていたからである。
イエスは再びガリラヤのカナに行かれた。
そこは,かつて水をぶどう酒にされた所である。
さて,カペナウムに病気の息子がいる王室の役人がいた。
この人は,
イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて,
イエスのところへ行き,
下って来て息子をいやしてくださるように願った。
息子が死にかかっていたからである。
そこで,イエスは彼に言われた。
「あなたがたは,しるしと不思議を見ないかぎり,決して信じない。」
その王室の役人はイエスに言った。
「主よ。どうか私の子どもが死なないうちに下って来てください。」
イエスは彼に言われた。
「帰って行きなさい。あなたの息子は直っています。」
その人はイエスが言われたことばを信じて,帰途についた。
彼が下って行く途中,そのしもべたちが彼に出会って,
彼の息子が直ったことを告げた。
そこで子どもがよくなった時刻を彼らに尋ねると,
「きのう,七時に熱がひきました。」と言った。
それで父親は,
イエスが「あなたの息子は直っている。」
と言われた時刻と同じであることを知った。
そして彼自身と彼の家の者がみな信じた。
イエスはユダヤを去ってガリラヤにはいられてから,
またこのことを第二のしるしとして行なわれたのである。
2022.2,17