朝の光,夕べの雲

キリスト教,聖書の記事

からし種のたとえ   (マタイ13:31,32)

 

(マタイ13:31,32)

 

「イエスは,

また別のたとえを彼らに示して言われた。

『天の御国は,

からし種のようなものです。

それを取って,畑に蒔くと,

どんな種よりも小さいのですが,

生長すると,どの野菜よりも大きくなり,

空の鳥が来て,

その枝に巣を作るほどの木になります。』」

 

 
パレスチナのからしは
 
小さい種ですが,
 
3,4メートルの木に成長します。

 

ここでは「からし種」は,

「天の御国」(天国)をあらわしています。

 

天の国である「からし種」が

わたしたちの心に入るなら,

天の国は大きく成長します。

 

天の国は,からし種のように命があります。

 

命のあるものは,成長します。

 

天の国も成長します。

 

  

マタイは「天の御国」といいますが,

「神の国」と同じです。

 

 「神の国」は神の支配を指します。

 

キリストは神の国の福音を宣べ伝えました。

 

イエス・キリスが来られたのは,

人間を罪の支配から救い出して,

神の支配する「神の国」

に入れるためでした。

 

 

(ルカ13:18,19)

「そこで言われた,
『神の国は何に似ているか。
またそれを何にたとえようか。 
一粒のからし種のようなものである。
ある人がそれを取って庭にまくと,
育って木となり,
空の鳥もその枝に宿るようになる』」。
 
 
 
 
 
 

イエス・キリストは,

神の国(天国)を次のように言います。

 

(マタイ4:17)

「この時から

イエスは教を宣べはじめて言われた,

『悔い改めよ,天国は近づいた』」。

 

(ルカ17:21)

「また『見よ,ここにある』

『あそこにある』などとも言えない。

神の国は,

実にあなたがたのただ中にあるのだ」。

 

神の国は

キリストによってもたらされました。

 

そして,この世の終わりに完成します。

 

 

 

 完成された神の国は次のようです。

 

(黙21:1-4口語訳)

「わたしはまた,

新しい天と新しい地とを見た。

先の天と地とは消え去り,

海もなくなってしまった。

また,聖なる都,新しいエルサレムが,

夫のために着飾った花嫁のように

用意をととのえて,

神のもとを出て,

天から下って来るのを見た。

また,御座から大きな声が叫ぶのを聞いた,

『見よ,神の幕屋が人と共にあり,

神が人と共に住み,

人は神の民となり,

神自ら人と共にいまして,

人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。

もはや,死もなく,悲しみも,

叫びも,痛みもない。

先のものが,

すでに過ぎ去ったからである』」。

 

 

2019-01-12