朝の光,夕べの雲

キリスト教,聖書の記事

聖なる都 (黙示21:1,2)

(黙示21:1,2)

「また私は,

新しい天と新しい地とを見た。

以前の天と,

以前の地は過ぎ去り,

もはや海もない。

私はまた,

聖なる都,

新しいエルサレムが,

夫のために飾られた

花嫁のように整えられて,

神のみもとを出て,

天から下って来るのを見た。」



イエス・キリストを信じた人は,

「新しい天と新しい地」で,

イエスと共に永遠に生きます。

現在の天と地(すなわち被造物)は

滅ぼされます。

そして,新しい天と地が

備えられます。









ペテロは次のように言います。

 

(2ペテロ3:7)

「しかし,今の天と地は,

同じみことばによって,

火に焼かれるためにとっておかれ,

不敬虔な者どものさばきと滅びとの日まで,

保たれているのです。」


「新しいエルサレム」とは,天の都です。


キリストの花嫁として,聖徒たち

(イエス・キリストを信じる人たち)の

住む場所です。









(ヘブル12:22-24)

「あなたがたは,

シオンの山,

生ける神の都,

天にあるエルサレム,

無数の御使いたちの大祝会に

近づいているのです。

また,天に登録されている長子たちの教会,

万民の審判者である神,

全うされた義人たちの霊,

さらに,新しい契約の仲介者イエス,

それに,

アベルの血よりもすぐれたことを語る

注ぎかけの血に近づいています。」





イエス・キリストが,

この天の場所を用意してくださいました。

イエス・キリストは次のように言いました。

 

 
 

父の家の住まい


(ヨハネ14:2,3)

「わたしの父の家には,

住まいがたくさんあります。

もしなかったら,

あなたがたに言っておいたでしょう。

あなたがたのために,

わたしは場所を備えに行くのです。

わたしが行って,

あなたがたに場所を備えたら,

また来て,

あなたがたをわたしのもとに迎えます。

わたしのいる所に,

あなたがたをもおらせるためです。」









この新天新地は

イザヤに預言されていました。



(イザヤ66:22,23)

「『わたしの造る新しい天と新しい地が,

わたしの前にいつまでも続くように,

・・主の御告げ。

・・あなたがたの子孫と,

あなたがたの名もいつまでも続く。

毎月の新月の祭りに,

毎週の安息日に,

すべての人が,

わたしの前に礼拝に来る。』

と主は仰せられる。」

 
 

旧約聖書のヨエルは,

新しいエルサレムを

預言していました。



(ヨエル3:16,17)

「主はシオンから叫び,

エルサレムから声を出される。

天も地も震える。

だが,主は,

その民の避け所,

イスラエルの子らのとりでである。

あなたがたは,

わたしがあなたがたの神,

主であり,

わたしの聖なる山,

シオンに住むことを知ろう。

エルサレムは聖地となり,

他国人はもう,

そこを通らない。」









新聖歌468「やがて天にて」は,

この新天新地すなわち

御国に住む喜びを歌っています。


「御国に住まいを 備え給える

主イエスの恵みを ほめよたたえよ

やがて天にて 喜び楽しまん

君に見(まみ)えて 勝ち歌を歌わん」


   


教会ではあまり歌われない賛美歌で,

「聖なる都」という

すばらしい曲があります。


「聖なる都」

昨夜,私は眠っている時,
美しい夢を見た。
私は昔のエルサレムで
神殿の傍らに立っていた。
私は子どもたちの歌声を聞いた。
天から鳴り響く天使の歌声のようであった。

エルサレムよ,エルサレムよ,
門を開いて歌え。
「いと高きところにホサナ
あなたの王にホサナ」

しかしそこで私の夢は変わった。
通りのにぎやかさは消えうせ,
小さな子どもたちの歌うホサナという
喜びの歌声も消えた。
太陽は不思議にも暗くなり,
夜明けは寒く冷たかった。
十字架の影が
寂しい丘にさしたようであった。

エルサレムよ,エルサレムよ
天使たちが歌うのを聞け
「いと高きところにホサナ
あなたの王にホサナ」

そしてまた情景が変わった。
そこに新しい地が現れたのだ。
静かな海の岸辺に
私は聖なる都を見た。

神の光が通りにさし
門は開け放たれた。
入りたい人は誰でも入ることができ,
断られる者はなかった。
夜は月の光も星の光も必要がなく,
昼も太陽の光を必要としない。
それは,もはや過ぎ去ることがない
新しいエルサレムである。

エルサレムよ,エルサレムよ
夜が過ぎ去ったことを歌え
「いと高きところにホサナ
永遠なるものにホサナ」

 

 

 

2015-11-10 07: