朝の光,夕べの雲

キリスト教,聖書の記事

ゲッセマネでの祈り   (マタイ26:39)



 

(マタイ26:39)

「イエスは少し進んで行って,

ひれ伏して祈って言われた。

『わが父よ。できますならば,

この杯をわたしから

過ぎ去らせてください。

しかし,

わたしの願うようにではなく,

あなたのみこころのように,

なさってください。』」

 

 

ゲッセマネの祈りは

イエスが十字架を前にして祈りました。

 

苦しみに立ち向かい,

耐える祈りでした。

 

父の神の御心のとおりに

という祈りになります。

 

イエスご自身が十字架に架かり,

乗り越えるための祈りです。

 

 

☆彡

 

(マタイ26:36-46)

 それからイエスは

弟子たちといっしょに

ゲツセマネという所に来て,

彼らに言われた。

「わたしが

あそこに行って祈っている間,

ここにすわっていなさい。」

 それから,

ペテロとゼベダイの子ふたりとを

いっしょに連れて行かれたが,

イエスは悲しみもだえ始められた。

 そのとき,イエスは彼らに言われた。

「わたしは悲しみのあまり

死ぬほどです。

ここを離れないで,

わたしといっしょに

目をさましていなさい。」

それから,イエスは少し進んで行って,

ひれ伏して祈って言われた。

「わが父よ。

できますならば,

この杯をわたしから

過ぎ去らせてください。

しかし,わたしの願うようにではなく,

あなたのみこころのように,

なさってください。」

それから,

イエスは弟子たちのところに

戻って来て,

彼らの眠っているのを見つけ,

ペテロに言われた。

「あなたがたは,

そんなに,一時間でも,

わたしといっしょに

目をさましていることが

できなかったのか。

 誘惑に陥らないように,

目をさまして,祈っていなさい。

心は燃えていても,

肉体は弱いのです。」

イエスは二度目に離れて行き,

祈って言われた。

「わが父よ。

どうしても飲まずには

済まされぬ杯でしたら,

どうぞみこころのとおりを

なさってください。」

イエスが戻って来て,

ご覧になると,

彼らはまたも眠っていた。

目をあけていることが

できなかったのである。

イエスは,

またも彼らを置いて行かれ,

もう一度同じことをくり返して

三度目の祈りをされた。

それから,

イエスは弟子たちのところに

来て言われた。

「まだ眠って休んでいるのですか。

見なさい。時が来ました。

人の子は罪人たちの手に

渡されるのです。

立ちなさい。

さあ,行くのです。

見なさい。

わたしを裏切る者が近づきました。」