神はわれらの避け所
(詩篇46:1-3) 新共同訳
「神はわたしたちの避けどころ,
わたしたちの砦。
苦難のとき,
必ずそこにいまして助けてくださる。
わたしたちは決して恐れない。
地が姿を変え,
山々が揺らいで海の中に移るとも,
海の水が騒ぎ,沸き返り,
その高ぶるさまに山々が震えるとも。」
マルチン・ルターの讃美歌によって,
「ルターの詩編」と呼ばれています。
「苦難のとき,
必ずそこにいまして助けてくださる」は,
次のように訳されます。
「なやめるときのいと近き助けなり」
(文語訳)
「苦難のなかにかならず
見出される神の助けがある」
(直訳)
この詩編の主題は,
「神の守り」です。
♪
「神は我が櫓(やぐら)」
(新聖歌280)
「御神は城なり
盾(たて)なり 武器なり
悪に勝たしむる 強き助けなり
歳を経たる
暗きの長(おさ)
秘術尽くし
攻め来(きた)るも
などか恐るべき」
○
(詩篇46:1-3)新改訳
「神はわれらの避け所,
また力。
苦しむとき,そこにある助け。
それゆえ,われらは恐れない。
たとい,
地は変わり山々が
海のまなかに移ろうとも。
たとい,その水が立ち騒ぎ,
あわだっても,
その水かさが増して
山々が揺れ動いても。」