(ヨハネ1:1-4)
「初めに言があった。
言は神と共にあった。
言は神であった。
この言は,初めに神と共にあった。
万物は言によって成った。
成ったもので,
言によらずに成ったものは
何一つなかった。
言の内に命があった。
命は人間を照らす光であった。」
ヨハネによる福音書の冒頭の「初めに」は,
創世記の冒頭の「初めに,神は天地を創造された」
と関連しています。
天地創造の前に,神がいました。
神のみが立つべき「初め」の場所に,
「言があった」のです。
ですから,「言は神であった」となります。
また,「神と共にあった」と語ることで,
言は,神とは違う人格を持ち,
神と共に存在なさるお方です。
また,「万物は言によって成った」の背後には,
創世記の「光あれ」の御言葉があります。
この「言」こそが,キリストです。