(マルコ14:62)
「そこでイエスは言われた。
『私は,それです。
人の子が,力ある方の右の座に着き,
天の雲に乗って来るのを,
あなたがたは見るはずです。』」
○
イエス・キリストは,
大祭司によって,裁判を受けます。
大祭司は,イエスに問います。
(マルコ14:62)
「大祭司は再び聞きただして言った,
『あなたは,
ほむべき者の子,キリストであるか』」。
(マルコ14:62)
「それに答えました。
イエスは言われた,
『わたしがそれである。
あなたがたは人の子が力ある者の右に座し,
天の雲に乗って来るのを見るであろう』」。
○
イエス・キリストは昇天の後は,
神の右の座,
すなわち力と権威の座にいます。
そこでキリストは王として支配し,
大祭司として
信じる者のためにとりなしをしています。
○
「神の右」とは,場所ではなく,
イエスの状態と働きを意味します。
右は力や権威の象徴です。
また,
自分の愛する者を置く所でもあります。
つまり,天の父が,
御子イエスを無限の愛をもって愛し,
喜び,信頼し,イエスに
御自分の全権能を授けられました。
今,イエスは,天の父の右にいて,
救い主としての働きとして,
預言者,祭司,王として働いています。
コロサイ3:1-4
☆彡
大祭司による裁判
(マルコ14:61-64 口語訳)
イエスは黙っていて,
何もお答えにならなかった。
大祭司は再び聞きただして言った,
「あなたは,
ほむべき者の子,キリストであるか」。
イエスは言われた,
「わたしがそれである。
あなたがたは人の子が力ある者の右に座し,
天の雲に乗って来るのを見るであろう」。
すると,
大祭司はその衣を引き裂いて言った,
「どうして,これ以上,
証人の必要があろう。
あなたがたはこのけがし言を聞いた。
あなたがたの意見はどうか」。
すると,彼らは皆,
イエスを死に当るものと断定した。
2021-01-03