(マタイ5:20)
「まことに,あなたがたに告げます。
もしあなたがたの義が,
律法学者やパリサイ人の義に
まさるものでないなら,
あなたがたは決して天の御国に,
入れません。」
「律法学者」は律法を中心とした
ユダヤ人の宗教生活の指導者であり,
その多くはパリサイ派に属しました。
「パリサイ人」は律法学者の教えに従い,
厳格に律法を学び実践していました。
もし義人と呼ぶべき者たちがいるとすれば,
彼らこそそうであると考えられました。
そうした
彼らより優れた義を持つ必要があると
イエスは言います。
○
「まされる義」とは,
自分の罪を悲しみ,悔い改める者です。
「律法の行いによる義」ではなく,
「イエス・キリストを信じる
信仰による神の義」
(ローマ3:22)です。
このキリストを信じる信仰による義こそ,
「まされる義」であり,
天国を受け継ぐ義です。
○
(ロ-マ3:21,22)
「今は,律法とは別に,
しかも律法と預言者によってあかしされて,
神の義が示されました。
すなわち,
イエス・キリストを信じる
信仰による神の義であって,
それはすべての信じる人に与えられ,
何の差別もありません。」
○
(ピリピ3:9b)
「私は律法による自分の義ではなく,
キリストを信じることによる義,
すなわち,
信仰に基づいて神から与えられる
義を持つのです。」
2021-02-08