(1コリント1:10)
「さて,兄弟たち。
私は,
私たちの主イエス・キリストの
御名によって,
あなたがたにお願いします。
どうか,みなが一致して,
仲間割れすることなく,
同じ心,
同じ判断を完全に保ってください。」
コリントの手紙1は,
教会の分裂の問題を扱っています。
十字架の信仰から離れると,
教会では分裂が生じます。
ですから,
パウロは十字架につけられた
イエス・キリストに
目を向けるようにといいます。
そして,
分裂はどのようなかたちで出来たかを
パウロは巧みな表現をしています。
(1コリント4:6)
「兄弟たち,
あなたがたのためを思い,
わたし自身とアポロとに当てはめて,
このように述べてきました。
それは,
あなたがたがわたしたちの例から,
『書かれているもの以上に出ない』
ことを学ぶためであり,
だれも,
一人を持ち上げて
ほかの一人をないがしろにし,
高ぶることがないようにするためです。」
パウロは,非常にバランスの取れた,
幅の広い人でした。
そのため,一つの手紙に深い,
いまの学校の教育のような
述べ方ではありません。
組織だった神学(組織神学)と
日常の生活にも役立つ
実践に役立つ神学(実践神学)を
持っていました。
パウロは,
信仰に行いが伴っていました。
神の真理は,
一つの事柄から
多くの問題の解決が与えられます。
否定していることから,
肯定しているものがわかります。
日常の生活の注意から,
大きな問題の解決が与えられます。
パウロの手紙から多くのことが学べます。
私たちの家庭の中の問題,
仕事との問題,
教会の事柄の解決だけでなく,
私たちは目標が与えられます。
一致の勧め
(1コリント1:10-13)
「さて,兄弟たち。
私は,
私たちの主イエス・キリストの
御名によって,
あなたがたにお願いします。
どうか,みなが一致して,
仲間割れすることなく,
同じ心,
同じ判断を完全に保ってください。
実はあなたがたのことを
クロエの家の者から知らされました。
兄弟たち。
あなたがたの間には争いがあるそうで,
あなたがたはめいめいに,
「私はパウロにつく。」
「私はアポロに。」
「私はケパに。」
「私はキリストにつく。」
と言っているということです。
キリストが分割されたのですか。
あなたがたのために
十字架につけられたのは
パウロでしょうか。
あなたがたがバプテスマを受けたのは
パウロの名によるのでしょうか。」
2015-12-01