
(マルコ7:28-30)
「女は答えて言った。
『主よ。そのとおりです。
でも,食卓の下の小犬でも,
子どもたちのパンくずをいただきます。』
そこでイエスは言われた。
『そうまで言うのですか。
それなら家にお帰りなさい。
悪霊はあなたの娘から出て行きました。』
女が家に帰ってみると,
その子は床の上に伏せっており,
悪霊はもう出ていた。」
マタイの福音書では,この女は
カナンの女と言われます。
「そうまでいうのですか」とは
「その言葉によって」とも訳せます。
イエスはこの女の信仰によって
祝福を与えます。
この女の謙遜な信仰と
ウイットの富んだ告白によって,
イエスは娘をいやしました。
信仰は危機の中で生まれ,
愛によって成長します。

☆彡
スロ・フェニキヤの女の信仰
(マルコ7:24-30)
「イエスは,
そこを出てツロの地方へ行かれた。
家に入られたとき,
だれにも知られたくないと思われたが,
隠れていることはできなかった。
汚れた霊につかれた小さい娘のいる女が,
イエスのことを聞きつけて
すぐにやって来て,
その足もとにひれ伏した。
この女はギリシヤ人で,
スロ・フェニキヤの生まれであった。
そして,自分の娘から
悪霊を追い出してくださるように
イエスに願い続けた。
するとイエスは言われた。
「まず子どもたちに
満腹させなければなりません。
子どもたちのパンを取り上げて,
小犬に投げてやるのはよくないことです。」
しかし,女は答えて言った。
「主よ。そのとおりです。
でも,食卓の下の小犬でも,
子どもたちのパンくずをいただきます。」
そこでイエスは言われた。
「そうまで言うのですか。
それなら家にお帰りなさい。
悪霊はあなたの娘から出て行きました。」
女が家に帰ってみると,
その子は床の上に伏せっており,
悪霊はもう出ていた。
2020-04-25