十人のむすめのたとえ
(マタイ25:9)
「賢い娘たちは答えて言った。
『いいえ,
あなたがたに分けてあげるには
とうてい足りません。
それよりも店に行って,
自分のをお買いなさい。』」
愚かな娘は,
油を分けてくださいといいますが,
もらえません。
神を信じることは,
各自が持つべきで,
他人から借りられません。
☆彡
(マタイ25:1-13)
そこで,天の御国は,
たとえて言えば,
それぞれがともしびを持って,
花婿を出迎える十人の娘のようです。
そのうち五人は愚かで,
五人は賢かった。
愚かな娘たちは,
ともしびは持っていたが,
油を用意しておかなかった。
賢い娘たちは,
自分のともしびといっしょに,
入れ物に油を入れて持っていた。
花婿が来るのが遅れたので,
みな,うとうとして眠り始めた。
ところが,夜中になって,
『そら,花婿だ。迎えに出よ。』
と叫ぶ声がした。
娘たちは,みな起きて,
自分のともしびを整えた。
ところが愚かな娘たちは,
賢い娘たちに言った。
『油を少し私たちに分けてください。
私たちのともしびは消えそうです。』
しかし,賢い娘たちは答えて言った。
『いいえ,
あなたがたに分けてあげるには
とうてい足りません。
それよりも店に行って,
自分のをお買いなさい。』
そこで,買いに行くと,
その間に花婿が来た。
用意のできていた娘たちは,
彼といっしょに婚礼の祝宴に行き,
戸がしめられた。
そのあとで,ほかの娘たちも来て,
『ご主人さま,ご主人さま。
あけてください。』と言った。
しかし,彼は答えて,
『確かなところ,
私はあなたがたを知りません。』
と言った。
だから,目をさましていなさい。
あなたがたは,その日,
その時を知らないからです。